三元九運説とは
神古代中国の風水思想に、60年周期が3回合わさり、180年の大きな周期を形作ると言う考えがあり、最初の60年を上元、次を中元、最後を下元と名づけました。
そしてこの3元はそれぞれ20年ごとに分けられ、上元1運・上元2運・上元3運・中元4運・中元5運・中元6運・下元7運・下元8運・下元9運の9つに分けられます。 これが3元9運説です。
大きな意味では、上元は新たなる物が生まれる時代、中元はそれが繁栄する時代、下元は徐々に衰退していく時代とも言えます。
地運は流れ変わりいくもの。 180年周期で時代は繰り返されていくとでも言うべきでしょうか。
土地の気の流れが変化するということは、1つのサイクル、つまり20年で運気も変化していくということです。
実は、2004年2月4日より、それまでの下元7運期から下元8運期に突入しました。このことにより、現在は下元7運期とはまったく運気が変わってしまっています。今まで上手く事が運んでいなかった人が幸運に恵まれるようになったり、その逆のケースも出てきています。
下元8運期とは
2004年2月4日〜2024年2月3日までの20年間が下元8運期です。
下元8運は土性の性質を持っています。象意は土・山・少男・相続・変わり目・変化・停止・天候の変化・境界線・保守・忍耐・東北方位などで、この20年間のキーワードはズバリ、『自然回帰』 ・ 『変化再生』 ・ 『若者の活躍』とでも言えるでしょうか。
バブルが起こり、女性が社会で活躍し、まったく新しい産業であるIT産業が発展した下元7運期は、若い女性・マネー・悦楽の時代でした。そし て下元8運期の現在、その土性のためなのか、平成23年3月11日の大地震・その後の福島原発事故等で、我々日本人の生活意識は大きく変化しました。
特に原子力については、国民の多くがその恐怖に気づき、自然再生エネルギーに注目が集まるなど、まさにこれから自然回帰がますます強まりそうです。
政治や経済の分野でも、リーダーの若返りが加速するかもしれません。
海外に目を向ければ、ジャスミン革命から始まったアラブ諸国の混乱は、まさに政治の大変化ですし,ギリシャ経済の破綻に端を発するEUの突然の経済の混乱、地球レベルでの温暖化による異常気象など、日本だけでなく、世界でも停滞からの変化が際立っています。
世界レベルで考えた場合、下元7運期(1984年2月4日〜2004年2月3日)は、西側に高い山があり、東側に海がある国が繁栄を見ました。そうです。まさにこの時期の中国が大きな経済発展を遂げ、現在に至っています。
では、下元8運期(2004年2月4日〜2024年2月3日)はどうでしょう。この期間では、東北に山があり、南西に水がある国や地域が発展しそうです。この期間の地運は東北→南西に流れています。
ここで日本地図を思い浮かべてください。日本の地形は東北→南西にまさに細長く形作られています。あるいはこの下元8運期、今は政治経済共に停滞している日本が、変化再生を遂げて一躍飛躍していくのかもしれませんね。
下元8運にすべきこと
さて、上記の説明で、我々が現在下元8運期に突入していること、そしてそれがどんな時代なのかを理解していただいたと思います。 では、我々はこの8運期をどうすればより幸せに、この地運を上手にキャッチしていけるのか、考えてみたいと思います。
@ 家について
我々の運気の大きな部分を、家が占めています。 人生の約3分の1を自宅で寝ているわけですから、家の運気の良し悪しは大きな問題です。 これから家の新築を考えている方や、新築のマンションへの移転を考えている方は、その物件の向きを考慮に入れてみてください。
ズバリ、下元8運期で最も良い運気の物件は、「東南向き」 「北西向き」 「北東向き」 「南西向き」 の物件です。この4つの方位に向 いている物件は、運気の良い物件です。 もちろん日当たりや周りの環境も大きく影響がありますので、あくまで目安ですが、考慮してみてください。
ただしこれは、2004年2月4日以降に建てられた物件に限る話です。それ以前に建てられた物件には当てはまりません。
次に重要なポイントは、物件の北東に「山」の役割を果たすどっしりとした建物や、大きな塀、樹木があり、物件の南西に「水」の役割を果たす公園や空き地やスペース、池や川があるかどうかです。この「山」と「水」の存在が、下元8運期における開運の家の秘密です。
家相で言うところの「鬼門ライン」は、この期間の最も大切な方位です。 物件の北東から南西にかけて下がっている土地も良い運気です。 マンションでしたら、ベランダの南西に水槽を置いて、金魚を飼うのも良いでしょう。 一軒家なら、家の北東に大きな植木を植えるのも良いでしょう。
家の表鬼門である「北東」と、裏鬼門である「南西」は、下元8運期にはとても大切な場所です。間違ってもこの2ヶ所が散らかり放題にならないよう、常に清潔を心がけてください。
2004年2月3日以前に建築された物件にお住まいの方は、特に物件の北東に山(大きな観葉植物やレンガを積み、人工的に山を作る)、物件の南西に水(水槽を置き金魚を飼い、人工的に水を作る)を作るなどをして、外の環境を下元8運仕様にしたり、家や部屋の北東・南西の2箇所を常にきれいにしておくなどの内の環境を整えて、この運気に対応してください。
A 数字の8の重要性
下元7運期に、最も強大な力を持った数字は7でした。 もともとの7は凶数でしたが、1984年2月4日〜2004年2月3日の20年間が下元7運であったため、最も強力な力を持った数字に変わっていたのです。
しかし現在は下元8運期のため、本来の凶数へと戻りました。 ラッキー7は過去の話です。 現在はラッキー8の時代です。
今年はロンドンオリンピックが開催されますが、前回の北京オリンピックはいつ開催されたか覚えていますか? 実は、2008年8月8日午後8時に開会式が始められました。やはり風水の本場、中国ですね。徹底的に8にこだわりました。
ですから我々は、何か数字を選ぶときには、8や8がついている数字(18.86など)を選ぶと良いと思います。 ロッカーの番号であったり、車のプレートbナあったり、携帯の番号であったり、メールアドレス等に8を入れるのは良いことです。
神社参拝時のお賽銭は、常に88円という方もいらっしゃいます。
8は横にすれば∞になります。∞は下元8運期の最大吉のマークとなります。 アイドルの関ジャニ∞もこのマークを使用していますし、確認したわけではありませんが、久光製薬のCMで流れるロゴの Hisamitsu のHの横棒は∞を使用しています。
風水理論をご存知だったのかもしれませんね。
∞のマークは、意外と一般には出回っておらず、見つけるのも困難なようです。 もし見つけたときは、とりあえずゲットしておくと良いかもしれません。
ちなみに、2024年2月4日からは、下元9運期に入るため、最強の数字は9に変わります。 8のパワーも衰えることになります。
B ラッキーカラー
下元8運は、五行でいうところの『土性』に当たります。土性が表す色は黄色・茶色・ベージュなどです。 五行のサイクルにより、この土性を強めてあげる色である赤、そしてこの土性によって強めてもらう色である金色がラッキーカラーとなります。
要約すれば、
A 下元8運自体の色 ・・・ 黄色 茶色 ベージュ
B 下元8運を強める色 ・・・ 赤 オレンジ
C 下元8運が強める色 ・・・ 金 銀
以上のABCの各色が、2024年2月3日までの基本のラッキーカラーとなります。 これらの色を、日ごろのファッションに上手に取り入れて、おしゃれをしながら開運してしまいましょう。