行事予定 (令和5年8月30日現在) |
七五三のお知らせ |
11月5日(日)、12日(日) 両日とも 10時〜15時 予約は不要です。 皆様のご参拝をお待ちしております。 初穂料 お子様一人5000円以上お願いいたします。 |
住所 | : | 北区志茂4−19−1 | → | 地図は こちらから |
連絡先 | : | 03−3902−2140 |
正和元年(1312年)、西蓮寺住職淳慶阿閣梨が紀州熊野三社 権現を勧請し、下村(現在は志茂)の鎮守とした。 2月7日に行われる「白酒祭り」は当社の特殊祭事で、参拝者に甘 酒、短冊餅が配られる。 |
境内の末社
梛野原稲荷神社
梛木野原とは、荒川の対岸にあって下村(現在の志茂)あの飛地として荒川放水路の出来るまで水田・畑でしたが、荒川の改修工事により開削されました。この稲荷神社は当時まで梛木野原に鎮座し、五穀豊穣と家内繁栄を願い村人の信仰を仰いでいましたが、荒川の改築当時に熊野神社境内に移築されました。
水神宮
「下村記行」には「荒川に上の渡し場、下の渡し場上下ともに水神jを奉る社あり」云々と記されており、上・下に2基の水神様があり、梛野原稲荷神社と同様に荒川の改築当時、熊野神社境内に移築されました。
阿夫利神社
浅間神社
大六天神社
十二社神社
熊野神社社殿の右には、4社が祀られています。この社殿は旧熊野神社の御本殿です。これら4社は「講」として、村人が本来御本社に参詣するところ、当時の交通手段では出向くことは容易ではなく有志の方が代表して御本社より勧請し、熊野神社と一体にして氏子の信仰を仰いで今日まで至っています。
中でも「阿夫利神社」は、昔より霊験あらたかであるとして、大山参りが「講」としていたるところの農村で村人に信仰されてきました。その意志を継ぎ、現在も毎年熊野神社総代が、春に阿夫利神社御本社参拝を続けています。
御祭儀
元旦祭 1月1日
白酒祭 2月7日
祈念祭 2月21日
阿夫利神社祭 5月7日
梛野原稲荷神社祭 6月13日
水神宮祭 6月25日
夏越の大祓 6月29日
例大祭 9月第一土日
七五三祭 11月特定日
新嘗祭 11月29日
年越の大祓 12月26日
●白酒祭 北区指定無形民俗文化財
五穀豊穣・災難除を願って「鬼」を射る
毎年2月7日午前11時に行なわれるこのお祭りは、昔は村方において行われていました。10日余りを費やして白酒を醸し、祭りの当日熊野神社に奉献し、短冊型の切り餅と共に一椀供しました。
このお祭りの特徴は、畳2畳程の大きさの白い紙の中心に「鬼」と書かれた的を、数間離れた所より矢で射る行事です。
また、昔より伝えられている「白酒の唄」「白酒節」も、地元の方々により披露されます。
当日は、ご参拝の皆様に「白酒」「甘酒」「切り餅」が振舞われます。
●梛野原稲荷神社祭 6月13日午前11時
昔より、祭礼当日には近所の方々に赤飯おむすびを授与してきました。その赤飯おむすびの一つは神棚に上げて、虫刺され・腫物には噛み潰して塗ると治ると言われ、他の赤飯おむすびは災難除として食べるとご利益があるとされていました。
現在も祭礼当日(6月13日)に、「赤飯おむすび」を参拝者の皆様に授与しています(要初穂料・数量限定)
●例大祭 9月第一土・日
年に一度のお祭りには、参道の両側をびっしりと数十の露店が出店し、御社殿までたどり着けないほどの賑わいをみせます。
両日とも夜には「和太鼓・竜虎太鼓」の奉納演奏が行なわれ(午後6時〜午後8時半)、参拝の皆様を楽しませてくれます。
旧別当 西蓮寺
熊野神社より南へ5分ほど歩いた所にあるのが、旧別当「真言宗智山派西蓮寺」である。明治2年までの神仏混合時代、西蓮寺が熊野神社の別当をしていました。西蓮寺の戦前の梵鐘(天命4年・1784年鋳造)には「正和壬子年八月先師淳慶阿闍利従紀州奉勧請熊野三社権現為当郷鎮守」とあります。
よって淳慶和尚が、1312年に熊野三社から勘定したのが神社の創建とされています。
西蓮寺の創建は、1286年の板碑が残っていることから、それ以前の創建と思われます。お正月や例大祭に熊野神社にはためく幟旗は、西蓮寺よりご奉納されたものです。
八咫烏
熊野の神々の使いである3本足の八咫烏(やたがらす)は、近年日本サッカー協会のシンボルマークとして有名になっています。
記紀神話では、神武天皇が東征の途中、天から使わされた八咫烏の道案内によって熊野・吉野の山中を行軍したことが記されています。
太陽の化身とされる八咫烏の3本の足は、それぞれ天・地・人を表わしていると伝えられています。
当社では幟旗やお守り・袋などに八咫烏が使用されています。
また、「日本サッカー協会公認お守り」も授与いたしております。
熊野神社付近の散策
熊野神社の参拝も終わり、川沿いに出て志茂橋を渡ると、荒川の歴史と資料が陳列・保管されている「荒川知水資料館」があり、子連れには楽しいイベント等も開かれています。
更に土手を登るとかつて氾濫を繰り返した荒川から下町(上野・浅草方面)を水害から守るために設けられた、「旧岩淵水門」(現在赤水門と呼ばれ、重要文化財に指定。大正5年から8年の歳月をかけて作られた)があります。
この付近は緑と散歩には絶好の場所で、春はここよりJR荒川鉄橋にいたる土手は桜並木が続き、花見の名所でもあります。
また、ここから水上バスに乗り、川からの景色を楽しむことも出来ます。