龍の考察
最近若い女性の間で、箱根の九頭龍神社で「縁結び」の祈願をすることが人気となっているようで、TV・雑誌等での特集も多いようです。そこで、龍について考えてみたいと思います。
龍神として
他にも九頭龍と名の付くものには「九頭龍湖」「九頭龍川」などがあり、やはり悪龍の機嫌を損ねないようにお供えをして、荒々しい心を鎮め善龍に変わったり、9つの頭を持った龍に決して悪事をしないと約束させたり等の伝説が残っている様です。 古代人にとって、龍は水の神でした。古来より流派雲を呼び雨を降らすと信じられ、水田耕作と結びついて水を尊ぶ気持ちから龍神伝説が多く残っています。 また、川がクネクネと蛇行する様子にも、人々は龍や蛇の姿を感じていました。 |
風水における龍
このように、龍は想像上の動物でありながら、最も神格化された「聖獣」と言えます。龍に舶来があり、5本指の龍は皇帝専用、4本指の龍は寺院専用、3本指の龍は庶民専用と決められていたほど格が高いのです。 その際にポイントをふたつ。ひとつめは龍の口元に水の入った杯を置いて、龍に水を飲ませて下さい。龍は水がなければ思うように活躍をしてくれないのです。 最後に、龍の喉の下に生えている鱗(りん)。これには触れないことです。これに触れると龍は激怒し、この様子は「逆鱗(げきりん)に触れる」という諺になっていますから。 |