天の気・地の気・人の気


 目に見えないエネルギーを、我々は 『気』 と呼んでいます。
 
 気は、大きく分けて、『天の気』 ・ 『地の気』 ・ 『人の気』 の3種類に分類されます。中国には、『天地人三才』 という風水の原理があり、『天の時、地の利、人の和』 をとても大切にします。

 『天の気』は、太陽・月・惑星などの宇宙の天体が発する気のこと

 『地の気』は、我々が暮らす、この大地が発する気のこと

 『人の気』は、人間が発する気のこと

 これら3つの気のどれかひとつでも不足したり、良い気でなかったりすれば、我々の暮らしのどこかに影響が現れると言われ、3つの気のバランスを保つことで快適な暮らしを手に入れることが出来ると言えそうです。

 また、『気』を改善することで、健康や財運の面でも好転し、幸せになれるわけです。

 特に、『天の気』と『地の気』は、我々の住まいの状況によって、大きくそのバランスに違いが出てきます。

 昔のように、まだマンションがなく、みんなが一戸建てなどに住んでいれば、大地からの『地の気』は十分に得られていましたが、現在のようにマンションに暮らすことが多くなった都市部の人たちにとっては、『地の気』はなかなか得ずらくなっています。

 高層階では、当然多くの『天の気』を得ることになりますが、まったく『地の気』を得られなくなり、気のバランスを崩しています。
  
 たとえ一戸建てに住んでいたとしても、日当たりの問題があり、十分な日照を得られない家も、やはり気のバランスを乱されます。

 現在の日本で、『天の気』と『地の気』をバランスよく取り入れる住居を手に入れることは、そう容易ではないようです。

 そうなると、自宅の状況をよく考え、足りない気を補わなければなりません。
  
 高層マンションでは、豊富に得られる『天の気』に反し、『地の気』が得ずらくなります。一説によれば、『天の気』と『地の気』の接点は地表数十センチとも言われ、一階で寝れば最高の状態で睡眠がとれるのだそうです。

 一般に、『地の気』の届く高さは、樹木が届く高さまでと言われています。おおよそ5階〜7階くらいまでは『地の気』が届き、それ以上の階になればなるほど、『地の気』不足になると考えてください。

 高層階に住む方は、出来るだけ家の中に 『鉢植え』 ・ 『観葉植物』 ・ 『陶器』 などの土に関するものを多く置くように心がけてください。

 休日などには、出来るだけ土や芝生の上を歩くようにし、自然と触れ合う時間を作ると良いでしょう。 
 土が多く残る公園や神社は、気軽に『地の気』が補給できる場所です。

 大地の気は、地表付近を流れる生命を育むエネルギーですから、高層階にお住まいの方は普段から意識し、生活に取り入れてみてください。
 
 赤羽八幡神社では、『地の気の御札』 を授与しております。神棚等にお祀りし、大地への感謝と地の気の恵みをいただいてください。





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