天中殺とは

 天中殺とは、生まれた年・月・日・時刻から、先天的な運勢を判断していく「四柱推命」という最も信頼性が高いといわれる東洋占術の命式の中の一つです。

 「四柱推命」は、陰陽五行説を基にしており、自分の生年月日を60の干支(十干十二支)に置き換え、その人の持つ運命を明らかにしていくものです。

 大変複雑な「四柱推命」ですが、その中でも理解しやすく、運気の推移がわかるのが「天中殺」です。

 「天中殺」は「空亡・くうぼう」と呼ばれ、十干と十二支の組み合わせの不調和のため、天のエネルギーの助けが得られない時期のことを言います。

十干は空間を表し、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類です。

十二支は時間を表し、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類です。

 この十干と十二支をひとつづつ組み合わせていくと、必ず時間を表す「十二支」が2つ余ります。このずれて余った2つの時間が、天中殺の時期になります。

 「天中殺」は、人生を12年周期で見た時の、連続した2年間訪れます。

 季節に四季があるように、この2年間は人生の「冬の時期」とも言えます。


天中殺の種類

 天中殺には、十二支のずれによって起こる決まったペアリングがあります。それは6種類に分けられます。

 1.子丑天中殺
 2.寅卯天中殺
 3.辰巳天中殺
 4.午未天中殺
 5.申酉天中殺
 6.戌亥天中殺
  
 つまり、「子丑天中殺」の人は、子の年と丑の年が天中殺の年となりますから、平成20年と21年が天中殺です。 同じように「寅卯天中殺」の人は、平成22年と23年が天中殺になります。

 天中殺は「子丑」や「寅卯」のように、連続して訪れますから、当然連続した年だけではなく、月と日にも当てはまります。

 1.子丑天中殺 子丑の月(12月と1月)・毎月の子丑の日
 2.寅卯天中殺 寅卯の月(2月と3月)・毎月の寅卯の日
 3.辰巳天中殺 辰巳の月(4月と5月)・毎月の辰巳の日
 4.午未天中殺 午未の月(6月と7月)・毎月の午未の日
 5.申酉天中殺 申酉の月(8月と9月)・毎月の申酉の日
 6.戌亥天中殺 戌亥の月(10月と11月)・毎月の戌亥の日

 つまり、「寅卯天中殺」の人は、平成22年・23年が天中殺の年であり、2月と3月が天中殺の月であるわけです。言い換えれば、2月と3月は、天中殺年と天中殺月が重なり、運気は最も低調となる注意の月となります。
 
 また、よく誤解されがちですが、天中殺は、自分の生年月日から割り出します。よって、個別に天中殺一覧表を掲載するにはかなり時間が掛かり、現在では「子丑天中殺」と「寅卯天中殺」の2種類しか掲載出来ていませんが、順次6種類すべてを掲載していく予定にしております。

天中殺(空亡)早見表




甲寅 甲辰 甲午 甲申 甲戌 甲子
乙卯 乙巳 乙未 乙酉 乙亥 乙丑
丙辰 丙午 丙申 丙戌 丙子 丙寅
丁巳 丁未 丁酉 丁亥 丁丑 丁卯
戊午 戊申 戊戌 戊子 戊寅 戊辰
己未 己酉 己亥 己丑 己卯 己巳
庚申 庚戌 庚子 庚寅 庚辰 庚午
辛酉 辛亥 辛丑 辛卯 辛巳 辛未
壬戌 壬子 壬寅 壬辰 壬午 壬申
癸亥 癸丑 癸卯 癸巳 癸未 癸酉
天中殺 子丑 寅卯 辰巳 午未 申酉 戌亥

※ 例題のAさんの場合、日の干支が甲子のため、上の早見表より「戊亥」の年が天中殺となり、平成18・19年が天中殺年です。



※天中殺に該当の方は、「天中殺除けお守り」。「天中殺除お札」をお持ちになるか、「天中殺除お祓い」をお受けになることをお勧めします。




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